REDOXにおける抗菌・抗ウイルスという言葉の意味と、その評価の考え方について整理します。
REDOXには抗菌・抗ウイルス効果がありますが、その作用点や価値の置き方は、一般に流通している抗菌剤・抗ウイルス剤や、短時間・高濃度試験を前提とした評価体系とは異なります。
ここでは、REDOXがどの段階に作用する抗菌・抗ウイルスなのか、そしてなぜ同じ言葉でも同じ評価にならないのかを明確にします。

菌や微生物は、空間中で突然増殖することはありません。
必ず、次の段階を経ます。
① 表面に付着する→ ② 定着できる環境が整う→ ③ その後に増殖・繁殖する
多くの抗菌・抗ウイルス技術は、③ 「増えた後」をどれだけ減らせたか を評価対象としています。
REDOXでは、表面近傍において光触媒的な酸化還元挙動や電子状態の変化が関与しています。
しかしREDOXは、菌をどれだけ殺したか、数をどれだけ減らしたか、分解量がいくつかといった結果の強さを主目的としていません。
REDOXが整えているのは、② 「定着できる環境が成立しにくい状態」そのものです。
その結果として、付着しても足場ができにくい、成長・蓄積につながりにくい、結果として増えにくいという 表面環境 が維持されます。
この作用を、REDOXでは 抗菌・抗ウイルス効果 と位置づけています。
抗菌・抗ウイルス評価(SIAA・JIS・ISO など)は、高濃度の菌・ウイルスを接種、密閉または準密閉環境、短時間での減少率評価という条件で、「どれだけ減ったか」という結果を測る試験です。
これらは正しく設計された評価方法ですが、REDOXが重視するのは、実使用環境、低濃度・断続的な付着、清掃・乾燥・再汚染の繰り返し「なぜ戻るのか」 という現象。
このため、同じ「抗菌・抗ウイルス」という言葉でも、見ている対象が異なります。
REDOXが抗菌・抗ウイルスと説明するのは、効果があるからです。
一方で、数値や%での断定、短時間試験結果の一般化、即効性の保証といった表現は採用していません。
それは、技術の本質と異なる評価表現が、誤解や過度な期待を生むためです。
REDOXは、抗菌剤ではなく、抗ウイルス剤でもなく、消毒や滅菌を代替する技術でもありません。
REDOXは、清掃・洗浄・消毒のあと、その良好な状態がなぜ戻るのか、その原因となる表面環境側を整える光触媒技術として位置づけられます。
「REDOXには抗菌・抗ウイルス効果があります。ただし、菌を直接殺すタイプではなく、付着・定着・増殖が起こりにくい、表面環境を整えることで発揮される抗菌・抗ウイルスです。」