光触媒を施工することによって発揮されるセルフクリーニング効果とは、超親水性によるものだとされてきました。
超親水性とは水にとても濡れやすい性質のこと。施工面では水滴が丸くならずに膜になるため汚れがつきにくく、汚れても雨などで落ちやすくなるというのです。そうでしょうか?
水に濡れている状態というのは汚れや菌・カビなどの温床になり反って汚れてしまうのではないでしょうか。
光触媒のセルフクリーニング効果が怪しいのはこの親水現象にあります。
それは、酸化チタンは基材に自己吸着できないためバインダー(接着剤)が必要であり、接着剤としてとしてシリカ(ケイ素)が使われます。そのシリカ(ケイ素)が親水性であり、酸化チタンは疎水性(水に馴染まない)です。
酸化チタンに光が当たっても疎水性であり親水性にはなりません。親水性はシリカがもたらした現象だったのです。
「酸化チタンに光が当たると超親水性になるという発見」は、起こらない現象なのです。
REDOX(素粒子チタン光触媒)は、疎水性によるセルフクリーニング効果で、光触媒機能による有機物の分解作用、さらに帯電(静電)防止効果によって、水・汚れ・菌・カビなどが付着しにくい状態にします。
汚れるとすぐにわかるカーポート屋根にREDOXを施工。
きれいにしてから施工して半年後、多少の汚れはあるものの、透明をキープできています。
黒くカビが生えていた浴室の床をきれいにしてからREDOXを施工しました。施工3ヶ月後もきれいなままキープされ、カビの繁殖が抑えられています。
車全体を半分ずつREDOXとフッ素系ガラスコーティングを施して比較しました。
写真の左側がREDOX施工側、右側がフッ素系ガラスコーティング施工側で、明らかに汚れ方が違います。(別記事「車への効果(フッ素系ガラスコーティングとの比較)」もご参照ください。)
ボンネットに向かって左側をREDOX、右側をガラスコーティングしてみました。
一ヶ月後、見た目にあまり差は無いようです。
1か月半(45日)経過しました。なかなか違いが現れないのであれっと思っていましたが、ここ最近の雨でずいぶんと差が出てきたようです。
あまり画面に近づかないでちょっと遠めに見ると分かりやすいかもしれません。
向かってボンネット右側はガラスコーティング、左側がREDOXです。
REDOXの施工面は全く水垢汚れが付着していません。非常に優れたセルフクリーニング機能を発揮しています。
左側のガラスにREDOX(左下にシールを貼っている方)、右側には何もせずに2ヶ月間放置しました。REDOXを施工した左側に比べて、右側には汚れが多く付着しています。