酸化チタンは100年以上も幅広い用途で用いられており、食品添加物として認められ、医薬品にも使用されています。体内に入っても蓄積されることがなく、毒性・アレルギーの報告もない、非常に安全性の高い物質です。
ヒトの皮膚に対しても収斂性・活性がなく、刺激がとても少ないことから、化粧品や日焼け止めにも用いられ、分解作用がはたらくのは皮膚老化物だけであることが知られています。
しかし、2020年2月18日欧州連合がCLP(Classification,Labelling,Packaging of substances and mixtures)規則のもと、酸化チタンを発がん分類区分2(吸入)として分類する規制を公布したことから、酸化チタンには発がん性があるとの認識が急速に広がりました。
ただ、この分類は「粉体形態の酸化チタンであるか、または、組み込まれている酸化チタンが1%か、またはそれ以上含まれる粉体形態混合物」に限定しています。
つまり、極端に高濃度において、非常に微細な酸化チタン粒子に長期間吸引曝露を受けた場合、肺などに発がんの危険性が発生するということを示すものです。
当社の素粒子チタン光触媒製品は、酸化チタン粒子が存在しない液体であり、この分類には該当しません。また、人間の皮膚や粘膜には水が付着しているため、当社製品の曝露によって体内や皮膚上で酸化チタンが固体化することはありません。どうぞご安心ください。