除菌や殺菌が、直接菌を殺したり排除することであるのに対して、抗菌とは菌の増殖を抑制することです。
しかし、昨今の抗菌試験で測定されているのは、菌を殺したり吸着する能力です。これは消臭試験にも当てはまります。最近目にした消臭カーテンの説明には、「生地の表面にあるミクロの穴が不快な臭い成分をしっかり吸着、消臭」とありました。吸着されたニオイは一体どうなるのでしょう……?
一方、REDOX施工面では水分や有機物等を寄せ付けない、吸着させない「帯電防止効果」が働きます。施工面の表面付近ではスーパーオキシドアニオン(O2–)や、強力なマイナスイオンの原子状活性酸素(O–)が発生して浮遊する有機物等を酸化分解します。
このように、REDOX施工面は、菌を寄せ付けないことによる菌の増殖防止(抗菌)効果を発揮します。これは消臭・防臭効果にも通じます。
光触媒反応によって発生する原子状活性酸素(O–)に分解できない有機物はありません。(ただし、酸化チタン表面に水がある場合、この原子状活性酸素(O–)は発生しません。)したがって、有機物であるウイルスに対しても「寄せ付けない」「吸着させない」抗ウイルス効果を発揮します。
REDOX施工面から発生したマイナスイオンの原子状活性酸素(O–)に接触したウイルスは、活性(感染能力)が抑制されます。
マイナスイオン(O–)による酸化分解反応は分解対象物の選択肢がありません。よって、ウイルスの種類にかかわらず、また、エンベロープの有無にかかわらず抗ウイルス作用を発現します。
アルコール・次亜塩素酸との比較
キッコーマン社ルミテスターSmartを使用した、ATP+ADP+AMPふき取り検査によるATP濃度チェック